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2006年2月 8日 (水)

YonahことCoreDuo

D_76 昨日触れたコードネームYonahことCoreDuoについて。

本年年明け早々にIntelより急遽NewCPUが発表された。その名は、コードネームYonahで知られるモバイル向けCPUで、「CoreDuo」と製品名が名づけられた。

同時発表の新型PentiumD同様に製造プロセスは65nmだが、2次CASHを共有する点でPentiumDより先進的である。

これまでのモバイル向けCPU:PeniumMの後継として発表され、シングルコアモデルはCoreSolo、デュアルコアモデルはCoreDuo(まんまじゃん!!)

これまで、Intelは一般向けCPUの上位モデルの名称をPentium(下位はCelelon)とすることを守ってきた。初代PentiumはWindows3.1~95の頃だから、概ね10年間商品名を維持してきたことになる。これまでも、アキテクチャーの大きな変更に伴い、

Pentium→MMXPentium→(PentiumPro)→PentiumⅡ→Pentium!!!→Pentium4

と名称変更してきているが、いつも「Pentium」という名を冠してきた。

それが、今回初めて名称を変更した。これはIntel社が今後CoreDuoシリーズにかなり大きな力を注いでいくゾという意思表明なのではなかろうか?

もともと前モデルであるPentiumMは、モバイル向けCPUとして

前省略→モバイル向け(低電圧・超停電圧)Pentium!!!→モバイル向け(低電圧・超停電圧)Pentium4

といった流れの跡を受けてきたものだが、アーキテクチャ的にはNetBurstテクノロジーを採用するPentium4とは異なり、どちらかというと、Pentium!!!の系列にある(これは開発チームが同じだからという説もある)。

Pentium4の思想は、1クロックあたりの仕事量を向上させるより、クロック数を上昇させることで、Total性能の向上を図るという正にチカラワザ的なものだ。その為FSB(デスクトップ向け)も当初400(100*4)→533(133*4)→(幻の666(166*4))→800(200*4)と拡大変更を繰返し、周波数の引き上げを図ってきた。

しかし、FSB800*4.5倍の3.6GHzあたりで「発熱量」という大きな壁が発生し、現在に至るまで解決できていない。無論Note型PCへの搭載が前提となるモバイル向けCPUでは、もっと前にこうした問題が顕在化しており、Intelはモバイル向けでは早々にPentium4を切り捨て、PentiumMに切り替えていた。

このPentiumMは、1クロックあたりの仕事量の極大化をはかり、全体としての性能を維持・向上させつつ、CPU周波数を抑えることにより発熱量を抑えるアプローチをしている。こうした点ではAMD/Athlonとアプローチは同一だと思う。

実際に各種HPをネットサーフィンしたりすると

PentiumMのクロック数×1.5 = Pentium4

となっていたりするし、PC誌のベンチマーク結果でもそんな感じが散見される。

つまりPentiumMの2GHz版=Pentium4の3GHz版ということだ。

無論、両者それぞれ得手不得手があり、

3D系は「M」が無類の強さを見せるのに対し、SSE2・3を駆使し実クロック数に勝る「4」がエンコード勝負には強い。

発熱量は圧倒的に「M」の勝ちだ。「4」、特に90nm化されたPrescottコアはまさに爆熱。ケース内のエアフローを確保しないと熱暴走確実であり、自分としても夏場などは不安だ。

私flipperはさらに古い130nmプロセス版(Northwoodコアの3GHz版を使用している。(所謂「北森」は製造プロセス的には発熱面で不利なはずなのだが、なぜかPrescottの方が発熱してしまう。増量した2次CASHと更に多段化したパイプラインのせいといわれている)

ビデオカードはもう2世代前になるが、当時ハイエンド(今でもミドルクラス以上の実力)であったRADEON9800PROを使用。これは当時とても速かったが反面発熱も凄い。

D4a0bf31a538a5e33b6ef930715f11cc そんなスペックで暑かった昨夏はついに心配で、ケース(購入時は高価であったが現状窒息!!)のサイドパネルを開放していた(ホントはエアフローが無くなるから意味?なのだが。それに、埃もすごいことになるし、五月蝿い!!)。今はケースをCoolermaster社のCenturion5に変更したため、極めて良好なエアフローを確保できているため、無問題なのだが。

長々書いてきたが、言いたいことは下記のとおりだ。

1)今度のIntelのCoreDuoは、PenMの後継かつ純粋なDualコアなので、性能的には大変期待できる。

2)Intel社のなみなみならぬ決意も感じ取れるし、自信作なのだろう。

だが、問題点として、

●デスクトップ用に流用するとしても対応M/Bが現状未発売。製品発表はA Openあたりでもされてるし、いずれ発売になるだろうが(過去のPenMの経験からすると)実売¥30,000~50,000と極めて高価になることが予想される。

●Pen「4」対比1.5倍が続くなら、CoreDuoの最高モデルT2500(2.16GHz)は概ねPentiumD940(3.2GHz)とほぼ同程度と推測するが、前者¥85,000(未発売・予価)程度に対し後者¥55,000程度と差額¥30,000発生。

●ゲームはほとんどやらず、画像処理+エンコ中心とすると、クロック数勝負でPenD系列の方が有利

という点があげられる。つまり、コストパフォーマンスが悪く、選択肢も少ない。自分の使い方では利点が活かしにくいのだ。

自作er的には間違いなく、じゃじゃ馬的なCoreDuoに惹かれるのだが・・・。実際、対応M/B未発売にもかかわらずアキバでは売れてるらしいし・・・。当面「見てるだけ」状態なんですけどね。

私的には、(現実的に)CoreDuoはウェイティング(というよりスルー)というのが現状だ。

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