こどもの喧嘩
珍しく経済ネタ。楽天と某証券会社(アナリスト)が面白いことになっている由。
『アナリスト名指しでの批判は正しいのか-楽天の開示情報に集まる疑問の声』CNET Japan
自社の評価に対して「肯定的」な相手にのみ情報を出すという行為は、周囲にYesマンしか置かないということになりかねず、健全な状態とはとても言い難い。とはいえ、会社側からしたら納得のいかないことを勝手に(一方的に)喧伝されているのだから、その怒りも理解できなくはない。アナリストや証券会社が何様だという感覚になってもおかしくないだろうなぁ・・・。
・・・というのが第1印象。
証券会社やアナリストは名前を出して責任の所在を明確にしているのだから、当然名指しの批判や苦言、疑問の提起をカウンターパートから受けるのは甘受すべきだと思う。そうでなければ、書いたら書きっ放しという一方的状態であり、書かれた会社側が立場的に不公平だと思うし。
とはいえ、「出禁」は流石にやり過ぎ感が強いなぁ。他の証券会社やアナリストに対して提示している内容については提示するものの、そこから突っ込んだ内容については非開示にするとか、質疑応答で便宜を図るような対応はしないとか、やりようは他にも色々あったはず。
出された評価についても「公開質問」など開かれた場で正々堂々やりあえば、ここまで物議を醸さなかったのでは・・・と思う次第。そもそもネット企業なんだし、自社の主張/反論を広く公開できる手段も十分に擁しているのだから、何も出禁などという手段をとって世間から無駄な批判を浴びる必要はないのになぁ・・・と。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント